ねむい

生理前の症状がつらくて泣いている。

1週間前にはむくみがあり、それが終わったかと思えば、ひどい眠気になやまされている。

眠気に殴られている。

こんかいはこの数ヶ月でいちばんひどい気がする。肉体的にも精神的にも疲労が重なっていた。生理前の症状は色々あるけど、眠気がいちばんこまる。まったく頭も回らない。

こういうときは、できるだけご飯を食べないようにして、眠気のつけいる隙をできるだけふさぐべし。そして、家にいたら絶対ダメ。外に行くこと。

でも実際は、生理前の不調に甘えてご飯食べちゃうし、それで眠たくなったら自業自得のような気がしてしまうし、じぶんのダメなとこ全部思い出しちゃうし、焦りでますますなにもできなくなっちゃう、、

いきなりケガとかして、なにもしなくていいようになればいいのにな、とか思っちゃった。そんなわけない。

生理前は本当につらいし生理中も2日は動けない。どうしたって時間が足りない。どうしたって男と女の時間は違う。男たちは、招かれざる客の到来ということを知らないから、時間を甘く見積もっている。とりあえずこう言わせてもらおう。そうじゃないことなんて知ってる。

毎回、生理前か生理中に一度や二度は泣いている。このつらさはだれにもわからないし、根本的に理不尽なものなのだ。理不尽、理不尽、理不尽。

理が尽くされていない、わけではない。むしろ、理不尽であることこそがほんとうの理なのである。

さりながら…

わたしは生理のとき休むし、出産も子育てもしてやる。理をこそ極めてやろうではないかー

なにも知らない甘えた坊ちゃんらとは違うのだ。女性にまつわる何かに苦しむとき、いつも思い浮かぶのは、某ゼミの男子学生たちの殊勝な顔だ。わたしは彼らのことがまったく好きでないのに、いちばん苦しい時に彼らのことを考えていることになる。

本当はこんな嫌なこと思いたくない。わたしはだれの敵でもないし、わたしの生理も嫌いたくない。ただただ生理に身を委ねればいいのだ。それは単に家で寝ているということを直ちに意味するのではなくて、図書館に行ってやれることをやるなり、映画を見に行くなり、家で寝るなり、最善の方法を普通に選択すればよいのだ。いつも、「こんなことがあってはならない、不公平だ、なぜわたしだけが」とどこかで思っているから、正しい選択が出来なくなってしまう。子供っぽい過ちである。

怒りや憎しみから自由になりたい。わたしの身体が月の中で変化をきたし、血を吐く、そのことの美、でないにしても、秩序ないし自然、を感じられるようになりたい。

わたしは決して不遇ではないし、いつもどおり優遇されているし、わざわざじぶんの良し悪しを他人に伝える必要もないし、他人が理解する必要もない。わたしにおける大抵のことは他人に関係ない。